黙劇プレゼンツ

ちょっぴりをたっぷり。

傷病手当のタイミングをミスった話。休職するときに気をつけるお金のこと。

 

メンタルがきつくて休職する場合、いち早く職場を離れることが最初の一歩なのは言うまでもないからこそ、お金のことをちゃんと考える機会が失われてしまう。

 

これから休職を考えてる人、休職中の人、休職者が職場に出てしまった人にお金のことをちょっとでも読んでもらえたら何かの助けになると思って、この記事を書きます。

 

主に【傷病手当請求】に関してです。

これは会社が入っている健康保険組合からお金が出るやつです。

 

0、登場人物

登場人物を紹介します。ただでさえ頭が混乱すると思うので。

 

・自分:とりあえずメンタルがぶっ壊れたぽいので休職した。基本、お布団のことしか考えることができない。

 

・会社:主に総務または人事の人。基本、事務的なので言わないとなにもやらない。こまめに連絡すると親身になってくれる。

 

・病院:病気そのものや健康に気を使ってくれるが、患者のお金のことはあんまり心配していない。診断を受ける前に受付の人にどれだけ情報をアウトプットできるかで勝負が決まる。

 

・健保:傷病手当の書類を審査し、お金を振り込んでくれる人。基本的に会社の総務とやりとりするが、書類にうるさいので、完璧な書類が必要。時間がかかると思ったほうがいい。

 

登場人物がそろったところで、実務的なところからいきます。

 

1、書面上必要なところを埋める

書面は、

 自分→会社:書面をもらうため

→自分→病院:病気の証明をもらうため

→自分→会社:健保に送ってもらうため

→健保 という流れになります。

 

はい、わけわからなくなりますよね。

 

1)vs.会社:「就労できない期間」を会社と相談して書く。

会社から書面をもらいます。自動的にはもらえないので、会社の総務とかに言いましょう。

このときもう診察をうけていて、診断書があるともらえやすいと思います。

「就労できない期間」=「働いていない」という証明のためです。

この「就労できない期間」は【欠勤】という意味です。有給は使えません。(これが伏線に…。)

健保からすれば、もし働いていたら「なんで手当が必要なん?」ってなりますので。

 

2)vs.病院:記入欄へ証明を書いてもらう

傷病内容を書く欄があります。これは会社も自分でもなく、病院に書いてもらいます。

診察と同時に書いてもらえますので、受付にぶん投げてください。

病名など書いてもらえます。病気の証明です。

 

これで書類はOKなんですけど、大事なお金の話をしますね。

 

2、会社のシメ日にマジで気をつけて

1)勤怠のシメっていつ?

会社の勤怠のシメ日は会社によって違うと思います。基本的に、このシメ日までの給料が入りますよね。

私の場合は、15日シメ・25日お給料 なので、その月の15日までの給料が出ます。

 

2)傷病手当、いつからもらう?

傷病手当の申請には、「1、」の欠勤期間が必要です。

書類提出後、健保がごにょごにょして、お金が振り込まれます。

その間、2週間程度と言われています。

 

3、私の場合

タイミングが悪いと、【給料がしょぼい】と【おくれてやってくる傷病手当】のダブルパンチがきます。

私の場合を書きますね。

 

まず、

休職期間=傷病手当が出る期間 ではありません。

これまで書いてきたところでわかると思います。マジで。申請によってズレます。

 

■会社からのお給料

5月15日〜5月25日(約10日間):働いた期間です。ボロボロです。

5月26日〜6月15日(約20日間):傷病手当期間です。=欠勤です。

なので、10日間分なので、シンプルにいつもの3分の1です。

これが【給料がしょぼい】です。ワン・パンチ。

 

■健保からの手当

会社はシメ日までを記録し、申請するので、シメ日の6月15日をまたなければいけません。

しかも書面を書いてもらうのが6月22日なので、どんなにはやくとも6月23日以降の2週間程度後になります。

25日の給料日には間に合いません。ひえー。

これが【おくれてやってくる傷病手当】です。ダブル・パンチ。

 

支払いが25日〜月末に集中する場合、私のようなぶっ倒れ方をすると、詰みます。

貯金をザクザク使うことになりました。

 

どうすればよかったのか、っていうところなんですけど、

とにかくシメ日に合わせて「就労できない期間」を設定したと思います。

でも合わせるべきなのは体調だと思うので、いち早く休んだ判断をしたのはよかったと思います。

現実的な話なんですけど、貯金はこんなときに役に立ってくれます。

 

4、まとめ

基本的に実体験をベースにしているので、

会社によって対応の仕方が違うかもしれません。ご了承ください。

 

体がしんどくなっている人はお金のことを考えることがやはりできません。

なので、休職に関わるどんな人にいえることをまとめておきます。

 

①ちょっとでも貯金しとこう:いざという時の生活費に。心の余裕のためにも。

②傷病手当で有給は無効:「就労できない期間」=欠勤だということ。

③傷病手当は後追い:書類作成〜申請まで時間がかかるということ。

④タイミングは自分で:傷病の心配はもらえるが、手当金申請の心配はもらえない。

 

私としては、いい経験ができたなあと思っています。

また、休職の際に関わったすべての人に感謝をしつつ、

こんな体験で誰かの休職生活のポイントを助けられたら幸いです。