黙劇プレゼンツ

ちょっぴりをたっぷり。

2021-01-01から1年間の記事一覧

書き続ける、ということ。

黙劇です。年の瀬で、いろんな人に会って、やや疲れていて、少し時間ができるとネットの海に潜りがちです。 休みに入った寝ぼけた頭で、ツイッターのタイムラインを見ていると、環和来さんの「書き続ける意義」という、エッセイを見た。 "文章を私が書き続け…

私は私である、という気持ちをどれだけ持てるか。

冬の入り口なのかしら、気温が下がるにしたがって、冬眠に入っていくクマのように、心の動きが遅くなっていく。手が、追いつかない。気がつくと未処理の長期的なプロジェクトがあぐらをかいていて、私はそれを横目で見ることしかできなかった。 職場では、ず…

エヴァンゲリオンという映画

みんな、思い出とエヴァンゲリオンをつなげすぎている。 エヴァとの思い出は居酒屋でやってください。 映画として、どうなんだ、というところがぜんぜん見えてこない気がする。 作品がたくさんあって、スピンオフがあって、とても長い時間がかかって、作品と…

転職と天職

とある社員が転職したい・・・というハナシを人づてに聞いた。 またこれか。引き止める気力よりも勝るのが、疲労感である。 まるで次々と起こる殺人事件に追われる刑事のようなため息が出る。 * 転職、すればいいじゃない。やってみなさいよ。と、私の本音…

なぜつらくなるんだろう?

管理者の会議がひと段落したあと、早く席を立とうと書類を整えていると、ある管理者が重い口を開いた。私の整える手が止まった。 「Aが会社がつらいと言っているんです。仕事はつらくないと。でも会社のやり方が許せないそうなんです」 下を向いたまま吐露し…

大人の前提

「BULLY」(2001)という映画で、子どもたちが人殺しをすることで、一気に「おふざけ」から「犯罪」になる過程を見た。それはとても、子どもにとっては残酷だし、大人にとっては当たり前のことだった。子どもという存在が、大人によって保障されている何かに…

なぜ、物語を求めるのか。読みたいのか。描こうとするのか。

こんばんは。今日は、春晴れともいうんでしょうか。 少し冷えるも、日差しのあたたかい日でした。 なぜ、人は物語を求めるのだろう? 漫画「sister.」(2019〜)を描いていると、いつもそんな気に囚(とら)われる。 こんなの描かなくたって、いい物語、感動…

会社帰りにバイクの不調で困っているおじさんを放置した話

月曜から残業である。 月初に思い出したように電話してくる相談の応酬と、年度末の残り火に焼かれていた。 ひとりで会社の門を閉めた。 愛車のカタナははやく帰ろうよと言わんばかりに、アイドリングしている。 少し冷えるなあと思い、ふと見ると普通よりも…

旅をしていますか。

みなさんこんにちは。 この前の記事で、100記事となりました。 101記事に何を書くべきか、迷っていました。 ずっとこの100記事で終わることができたら、 なんてキレイなんだろう、などと思っておりまして。 ––––旅を定義する距離は、はたしてあるのだろうか…

お酒と夜、お酒のない夜。

家にいることが多くなり、お酒を飲むことが多くなった。多くなったといっても、缶チューハイ350mlを1本飲むくらいで、最近、夜にお酒を飲む習慣ができていた。 お酒を飲むと気持ちいい。考えることを放棄して、溜飲でノドを鳴らす。 今日も、いつものグレー…