黙劇プレゼンツ

ちょっぴりをたっぷり。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アリの巣と建築

会社を往復する道路にアリの巣がある。 車が煩雑に行き交う道路の路肩で、雑草のとなりに穴を開けている。 小さい頃、誰もがそうだと思うけれど、最初にした虐殺は虫のなかでもアリだったのではなかろうか。アリの巣は水をかけられたり、ほじくり返されたり…

鉛筆

久しく鉛筆を使っていない。 仕事上、校正をやるのだけど、赤鉛筆なんて使わない。細くて発色の良い水性赤ボールペンを使用している。もちろん黒鉛筆なんて使わない。黒ボールペンで業務は滞りなく進んでしまう。 小学生の時は、高学年になったらもうシャー…

バイク

バイクは孤独な乗り物である。 周囲のバイク乗りを自称する人たちを見ると、なぜか孤独を感じてしまう。おそらくそれは、バイクが一人しか乗ることができないからだと思う。二人乗りは基本的に推奨されておらず、常に背中を見せながら公道を走っている。 わ…

お風呂

かぽーん。である。 もちろん、家のお風呂に木の桶はないし、遠い山脈もない。目の前は真っ白い壁。狭い湯船に体を折り曲げて肩までつかる。 お風呂は良い。生活にめんどくさくなって、お布団でゴロゴロしているとお風呂に入るのを忘れることが多々あって、…

社会人

社会人になる前、私は社会人を宇宙人のような、遠い存在だと感じていた。しかし気づいてみると社会人になってしまっていた。研修では「社会人とはこうあるべし!」みたいなものとか「学生気分をやめる」などの自己啓発研修を経て、仕事現場の空気を読みなが…