黙劇プレゼンツ

ちょっぴりをたっぷり。

漫画の反省。「殺菌少女アルコ」vol.2にむけて。

 

おはこんにちばんは。黙劇です。

先日は12月コミティアお疲れ様でした。いや本当に。寒かったー。

この間の黙劇プレゼンツでみなさんご期待いただいているようで、機会があるごとに感想をいただき、有難う御座います。これまで販売した詩集「sea」や漫画「sister」の感想が多く、また日頃のイラストのようなものも見ていらっしゃるようでコメントをいただきお恥ずかしい限りです。

 

さて…新しい物語「殺菌少女アルコ」ですが、vol.1を読んだ方はわかると思うんですが、これまでの作品よりも物語のスケールが大きくなっています(キャッチコピーで「世界」とか言ってるし笑)。vol.1は3話入っているんですが、1話=AパートBパートという2部でエピソードが構成されています。そのためスピード感が凄まじかったと思います。なのでストーリーのギッチリ感は70pのページ数に恥じないでしょう(?)

 

エピソードのスピード感はあったのですが、当日までギリギリな状態になってしまいました。いわゆる仕上げのようなものが、です。12月コミティアになんとか出したかったので印刷物にできたことはよかったんですけど、自分の中ではもっと完成度を上げられるんじゃなかったかなと、かなり自己嫌悪に陥りました。そんなことを言うと感想を言いにくいと思いますが正直な気持ちだったので、はいすみません(とはいえ感想はいつでもお待ちしております★キラッ)。

 

気持ち的に落ち込みすぎて、「けいおん」を全話見直したり「ぼっちざろっく 」を1話から見返したりしていました。見てる時は無でしたね、無。

 

さて(2回目)…vol.2の制作をスタートさせました。vol.1で走らせたストーリーは自己嫌悪したほど無駄ではなく、vol.2に引き継がれ発展されます。あとがきにも載せましたが、2はシリアスな巻となると思いますし、全体のストーリーの重要な要所になります。画的なところではペンの濃さを濃い目のペンに統一して、パース画面を増やします。シリアスなエピソードがたぶん?多くなる分、空間の描写を意識していこうと思ってます。さらにギャグシーンも良い塩梅でちゃんと?入れていきます。

 

vol.1では、じつはペンの濃さが変わっているところがあります。いわゆる鉛筆ペンで濃い目に全体を描いており、Gペンのべっとり感より、鉛筆のさらっとしたドライ感のある画になっていました。ちょっと実験してました。わかりやすく言うと漫画「sister」完全版の本編がGペンでべっとり描いており、同作品のおまけ外伝の中綴じ(薬売りと暴走キャラの出会いを描いたもの)が濃い鉛筆ペンでしたので、その流れで「べっとり感よりさらっとした方がいいかな〜」というつもりで描き始めたんですが70pほど描いて「やっぱりべっとり感の方がよかった〜泣」という迷いが途中で出てきてしまったんです。作品自体ににどれだけ影響があったかは定かではありませんが、読んだ人が「??」となったなら大変申し訳ありません。やっぱり私の絵はバチっと黒くベトっとした画が合っているのかもしれません。

 

とにかく、vol.2は期待してください(と言ってしまう)。よくある「2」はだいたいダレるというかつまんなくなるのが一般的だと思うんですが、そうならないようにがんばります。ていうか「続き」だからダレようがないですが。

 

ともあれ「殺菌少女アルコ」を描いてみて、描き出してみてよかった。自分の作品のクオリティとスケールを広げる良いチャンスとなって、良い意味で次のステージによじのぼっている気がします。落ち込むときもあってキツいけれど、それなりに楽しいです。

 

無理せずごにょごにょ制作を進めていきます。誰にも見てもらえなくてさびしくてたまに1コマだけアップしたりするのでそのときは「ふ〜ん」とあたたかい目で見てもらえれば幸いです。またvol.2が冊子になったときに「ふ〜ん」と買って読んでもらえたらこれまた幸いです。