黙劇プレゼンツ

ちょっぴりをたっぷり。

性格と仕事の話

 

 なぜその仕事をやっているのか、理由がある人は読まなくていい話になる。

 

 人には性格がある。怒りっぽいだとか、泣きやすいとか、笑いやすいとか、おおざっぱ、細かくやらないと気が済まないとか。どんな仕事につこうかな、というときに、こういう性格で選んでもいいと思う。

 でも気がつけば就職して、とりあえず働いてる人はけっこう多い。

 じぶんの特徴を活かして働いている人はめちゃくちゃ輝いて見える。天職だ。

 でも天職についているような人は、本当に性格が仕事と一致しているんだろーか。

 仕事場や、ギョーカイの人を見ると、別に「この仕事にはこの性格」というのは無い気がしてきた。あくまで仮説だけど。

 たとえばおおざっぱな人が数字の仕事をやってたりする。そんなんで経理は大丈夫なのか?なんて思ったりするけど、なんだかんだやっている。

 逆にすごく生真面目すぎる人が企画をやっていたりする。おもしろい企画ができるのか?と思うけど、これもなんだかんだやっている。

 

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 じぶんの仕事と、性格は一致しない。これは正しそうだ。1番責任感の無さそうな人が役員だったりするしねえ。

 で、じゃあなんでなんだかんだやっていけてる人がいるんだろーか、と考えてみる。

 思うに、戦法を持っている気がする。「私はこういう性格だから、こうしておこう」みたいなじぶんの中のルールというか、蓄積がある。

 たとえばおおざっぱな人が細かい仕事のとき、一通りやって、ちょっと時間を置く。そしてもう一度見てみるなんてことをやっている。メールを送るとき、前回じぶんから送ったメールを確認してから、重複しないように送っていたり。クッションを挟んでいる。チェックと言うと大げさなので、クッション。

 もしかしたら、仕事のできる人、というのは自分の中のクッションをどれだけ持っているか、みたいなところがある。

 

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 そんな感じで、仕事をしているときに失敗すると、どうしても自分の性格が恨めしくなるのだけど、戦法がなかっただけなのだ。性格じゃなくて戦法で仕事してみたら、罪悪感は少しだけ軽くなる気がする。

 逆に性格で仕事をすると、過信になるし、チャレンジしなくなるし、悪いことばかりな気がする。個人的には。

 私はおおざっぱな性格(B型)なので、ザクザク仕事を進められるんだが、詰めが甘い。いつも!

 だからダブルチェックを他人にお願いしたり、報告のスパンを短くしてみている。まあ最悪よりマシな程度にはなる。

 

 仕事のやり方を変えるか、性格を変えるか、どっちが簡単かって考えたらねえ。

 性格は変えられないもんねえ。