質問することは難しい。その人を傷つけてしまうことさえある。
記者会見の質問とかを見ていると、質問の意図がよくわからないことが多いイメージ。回りくどくて、質問が推測の推測で、事実に即してない感じ。何を聞きたいのか、答える側は少し躊躇してしまう。
と、文句ばかり並べているが、私とて質問するのがうまいとは言えない。5W1Hを駆使するものの、「どういうことを聞きたいのですか?」と返されて、頭の中で黒い線が絡まりながら、日本語のような日本語でないようなことをべらべら言って、相手が「こういうことだろう」と思って答えてくれる。答えてくれるのを待っている。私は質問する側として技術が足りず、恥ずかしい。
そういえば学生時代、小林秀雄の「学生との対話」という本で、質問の難しさみたいなのが書いてあった気がする。実家に帰ったらまた読みたいなあ。
ともあれ質問は明確にしたい。しかし相手を傷つけたくもない。かといって「質問の意図がよくわからない」と言われるのも避けたい。
自分の中の黒いぐじゃぐじゃした線を断ち切る必要がある。
事実を並べてみる。それから推測が妥当なのかな。
推測が推測して推測になって推測すると、わけがわからなくなる。自分でも何を言っているのかわからないときって、たぶん推測が重なっているときだと思う。
事実→推測のシンプルな質問をしていきたいなあ。
みなさんはどんなクエスチョンをお持ち?