黙劇プレゼンツ

ちょっぴりをたっぷり。

チェスをするように仕事をしたい。復職まであと半月。

 

雨が朝からずっと降っており、どんよりとした日が続く。

2杯目の珈琲でやっと頭が冴えてきた。

 

休職2ヶ月目に入り、崩れた睡眠習慣がだいぶ改善された。

12時ごろに寝、7時には起きるという習慣が定着できている。

3時まで寝れなかったのがデフォルトだった1ヶ月前と比べると、

だいぶ良くなってきている。

 

復職まであと半月。他部署への移動を希望した。

環境を変えてみたい。

6年超いた職場にはもう飽きたのが正直なところで、

いればいるだけ、責任がミルフィールのように重なっていくばかり。

それに応じてお給料が上がればいいが、そんなこともなく。

ストレスからの適応障害・鬱という診断もでたことで、

職場を変える必要もあった。

 

仕事をする上で、他人の「お気持ち」を優先してばかりだったな、

というのが、これまでの反省だと思う。

仕事を機械的に行っていたつもりだったけれど、

仕事のニーズを考えたときに

どうしても「お気持ち」とやらに引っ張られていたのだった。

 

逆にわたしは「お気持ち」を察することができるんだな、と気づくことができた。

こういうのをできない人もいるなかで、円満に仕事ができるというのは、

いろんな人から調整役を任されていた理由だったのかもしれない。

 

調整は、重要な仕事だと思う。資格にはならない大事なスキルだと思う。

これを経験できたのはよかったけれど、わたしの至らないところは、

「お気持ち」に左右されてしまったことだった。

無駄なソンタクというやつをしていたのだった。

 

復職してからは、チェスをするように仕事をしたいと思う。

 

正直、他人はたぶん、

休職した人間を「チェックメイトされた人」というふうに思っている。

「ダメだった人」「病んでしまった人」「めんどくさい人」などなど。

そういう偏見のなかで、仕事をすると、うしろめたさが募るばかりで

他人のお気持ちを察していると、動かない体とともに、余計つらくなる。

 

ビショップ(司祭:将棋だと「角」)をとられたくらいだと思う。

雇われている以上、まだゲームはおわっていない。

他人が見ている盤面と、“わたしの盤面”は違う。

仕事をする、というプレイヤーのわたしは、まだいる。

 

仕事とか働くことへの向き合い方として、チェスはいいなと思った。

次のコマをどう動かすかに集中したい。

だって、コマを動かすとき「お気持ち」は関係ないから。

盤面の構成から、何を動かそうか考えるだけでいい。

 

そんなことを考えて、復職へ向かっています。

 

(蛇足)

いま休職している人で、なんかふんぎりがつかない、という人は、

チェスにあてはめてみたらちょっと考え方が楽になるかもしれません。