黙劇プレゼンツ

ちょっぴりをたっぷり。

整理とはなんなのか。

 

 こんばんは。前回は「仕事の9割は整理だと思う。」を書いたのですが、整理についてはまったく触れていなかったので、後追いで書くことにしました。

 

 整理整頓。小学生のころ、教室の掲示板の一番高いところにある茶けた紙に書いてあった四文字。小学生のころは「汚くしない」ということくらいに思っていて、私の道具箱や机の中は比較的汚かったと思う。それでも掃除で机の上に椅子を上げなきゃいけないから、机の上はなにもなかった。当たり前だけど。

 

 整理整頓と掃除は、ちょっと違う気がする。掃除は衛生的な感じがする。それじゃ整理ってなんなんだろう?

 

 最近ミニマリストが流行っていて、「ととのう」とか言っちゃうと鼻で笑われる気がしてあまり好きじゃない。などと愚痴を思い、筆が止まる。

 

 さて。

 

 並べることなんじゃないかな、と思った。

 たとえば遠足に持って行くものは、狭いフローリングの床に全部出して、忘れ物がないかチェックする。そんな儀式みたいなもの。

 でも並べると、何が無くて、何があるのかわかる。きれいでなくとも、並べて見るのは整理することの1歩かもしれない。

 

 並べる前には、全部出す。リュックを逆さまにして、いつ入れたかも分からないポケットティッシュなんか出てきたりして。

 まっさらにする、なんていってもいいかもしれない。いちど、無の状態を作ること。それから、あるものを並べてみる。

 

 最後は1つずつ確認してリュックに入れていく。床にあるものを一気にリュックには入らないからね。

 

 一度無にして、並べるってことなんじゃないかなあ。整理って。

 

 無を作れても、並べる根気がなければ整理とはいえないし、無を作れないままきれいに並べても、なんか埋もれてしまう。

 

 そもそも自分のリュックはどれくらい入るんだろう、

 そんなところから整理は始まるのかもしれない。