黙劇プレゼンツ

ちょっぴりをたっぷり。

禁煙ラプソディ

愛飲していたのは、マルボロゴールド。ライターはいつも白か黄色で、マルボロゴールドのパッケージにぴったりな配色で箱の上に重ねて置くのが決まりだった。 煙草に憧れていたのは名だたる文化人たちがモクモクと吸ってる光景がイメージとしてあって、それに…

らきすた的精神とは。らきすたの抽象的ファクタ考。

らきすたというアニメがある。知っている人は知っている、萌えアニメとか日常アニメと言われる。京都アニメーション作品でいえば、けいおんやハルヒの前作ともなる作品。 らきすたってただの萌えアニメじゃないの? という声が聞こえますが、いやその通りな…

漫画の反省。「殺菌少女アルコ」vol.2にむけて。

おはこんにちばんは。黙劇です。 先日は12月コミティアお疲れ様でした。いや本当に。寒かったー。 この間の黙劇プレゼンツでみなさんご期待いただいているようで、機会があるごとに感想をいただき、有難う御座います。これまで販売した詩集「sea」や漫画「si…

「ぼっちざろっく」に良い意味で影響されたので思ったことをだらだら書いてみた。

ひさびさのブログ更新はしばらく会っていなかった友達に会うような気まずさがある。まあどうでもいいですが。 「ぼっちざろっく」(以下「ぼざろ」)を見た。最初は「けいおん!」とどこが違うのか見比べるために「1話だけみるか〜」くらいの気持ちだったの…

物語と向き合うことは、苦しい。だけど、

物語と向き合ったことがあるだろうか。そうじゃないにしても、物語を作ったことがあるだろうか。 物語を作るときに思うのは、登場人物がどう動いていくか、どう動くべきかというのを考える。そしてシーンはどうなるか、どういう風景があるか、どういう心象が…

頑固であることは悪いことじゃないかもしれない。

頑固な人を見ると、頑固さをどう懐柔していこうか、けっこう考えていた。 頑固な人は、これはこうだという謎の結論を持っている。そうじゃないかもしれないという可能性が、一切見えない場合が多かった。 だけど、最近はそんなに気にしなくなった。そういう…

副業と時間と趣味と 〜副業をやってみてわかったこと〜

副業時代である。意外と、流行っているらしい。 私も自分ができる範囲で副業をやってみたのはいいのだけど、まあともかく疲れた。顛末から言うと、8月でこの副業をやめる手続きをした。 どんな副業でも時間はとられるし、仕事のクオリティは求められるし、う…

有線という選択

最近は有線イヤホンを耳からぶらさげている人を見なくなった。みんな補聴器のように耳に白だったり黒だったりする無線イヤホンを装着している。そもそも私は外で音楽聴かなくなったので、あんまり関係ないのだけど、流行りに乗って無線イヤホンを買ってもみ…

対談「絵について。」黙劇 × もちだころ

絵について、何を思い、 何を気をつけているんだろう? この真っ白な空間に思いを馳せて、 対談しました。 ・自己紹介 [ 黙劇 ] 漫画「sister.」、詩集企画「sea.」など [ もちだころ ] 地元漫画「まつかぜ」、同人誌表紙など ・場所 横浜のとあるアメリ…

おかえり、オートバイ。

1年前、クルマを買ったタイミングで一度バイクを手放した。 クルマの方が雨に濡れないし、運べるし、安全だし、楽だ。 しばらくしてすぐ休職し、今もう1年が経った。 余裕が出てきたのでバイクを買った。 バイク屋さんには高校生やおじさん、書類を提出しに…

ウテナによる革命。運命という設定は、はたして絶対なのか。(少女革命ウテナを観て思ったこと)

あてんしょん-------------------------------- ネタバレ注意です。 気になる方は読まずに視聴をおすすめします。 この記事を間違って読んでしまって さらに「観てみたい!」と思った方へは 24時間以内に観てみないと、 蕁麻疹が出てしまうかもしれません…

寄稿してくれたすべての詩への感想。ワインを飲みながら、詩集「sea.」を読む。

おわ〜 なんだこのシンプルすぎる表紙は!詩集「sea.」 そう。我ながらシンプルすぎる表紙にしてしまった理由はいくつかあるのだ。 私の敬愛する作家、村上龍の「限りなく透明に近いブルー」、森博嗣の「スカイ・クロラ」の表紙の青をリスペクトして、なのだ…

文学フリマ東京35完了。感謝、よかった声、反省点、来れなかった人へ。

■感謝 文学フリマ東京35、無事終わりました。 黙劇プレゼンツのブースに来ていただいた皆様、 ありがとうございます。 来れなくても少なからず注目してくださったみなさまにも御礼申し上げます。 買う動機は人それぞれあったと思います。 ステッカーを電柱に…

今日よかったことを書いて寝るのを5日間やってみてわかったこと

カスな利益誘導ブログみたいなタイトルになってしまった…。 睡眠のリズムを整えるべく、日々過ごしているわけですが、 寝るということがこんなに難しいとは…と思う毎日です。 それでもいくつかのピースがあって、 この記事がそんな寝ることに悩んでいる人 に…

チェスをするように仕事をしたい。復職まであと半月。

雨が朝からずっと降っており、どんよりとした日が続く。 2杯目の珈琲でやっと頭が冴えてきた。 休職2ヶ月目に入り、崩れた睡眠習慣がだいぶ改善された。 12時ごろに寝、7時には起きるという習慣が定着できている。 3時まで寝れなかったのがデフォルトだ…

休職から半月、振り返る。

軽度うつってことで休職して、半月経った。 早いのか遅いのかよくわからないのが正直なところで、 ほぼ寝ていたり、ネットサーフィンをして時間を過ごしている。 曜日感覚も、だんだん取り戻しつつある。 振り返りもかねて、いろんなフェーズがあったので振…

傷病手当のタイミングをミスった話。休職するときに気をつけるお金のこと。

メンタルがきつくて休職する場合、いち早く職場を離れることが最初の一歩なのは言うまでもないからこそ、お金のことをちゃんと考える機会が失われてしまう。 これから休職を考えてる人、休職中の人、休職者が職場に出てしまった人にお金のことをちょっとでも…

トップガンという熱い映画について思ったこと。元気が出るポイントを少しだけ。

そういえば、父の部屋のCDラックには、トップガン(1986)のサウンドトラックがあったのを思い出した。父が乗っていたバイクはホンダだったけれど。 トップガン マーヴェリック(2022)をみた。シン・ウルトラマンを見てから、なにか、物足りなさを感じてい…

焦り・目的・働く。

焦り。 経過報告を兼ねて、カウンセリングをした。 ターミナル駅に併設したどこにでもあるファミレスには、高齢者が多く席に座っていた。 平日の昼間だもんね。ドリンクバーで珈琲が抽出されるのを待って、何を話そうかぼんやりと考える。 休職2週間目にして…

考えすぎ【ない】とはどういうことなのか。思考の遮断の仕方。

ボケーっとしていると、時間だけが過ぎていく。時間が過ぎていく焦燥感は、何にも代えがたい悪い意味のゾワゾワ感がある。日は、落ちてはのぼり、のぼっては落ちていく。 鬱は脳のケガのようなものだ、とクリニックの医者が言った。私の場合はケガの度合いで…

最良の処方箋は、ボーッとすること。心療内科の診断が出た。

ビクビクとしながら心療内科に入ると、予診表に記入をし、診察まで少し待った。このときの少しは、ほんの10分程度だと思う。その間に、3人くらいが診察室へ入り、出て行く。回転率がすごい、と思った。 薬だけ出されておわりなんていうビジネスなクリニック…

働く、ということの根はどこにあるのか?

産業医のカウンセリングが終わった。心療内科へ受診する際の注意点と、今後の休職予定を話し合った。産業医からはただちに休職に入るよう注意(アドバイス)され、心身の疲労を1日でも早く癒すように言われた。 チームにも休む旨を伝えて了承を得、チームは…

「戦争反対」や「核武装」に、「私」はいるのか。

大規模な案件で多くの人を動かした結果、大変だったね、という声よりも「失敗だった」という声をもらった。 「失敗・・・?」 「稼働率があがって大変だったよ。もうああいう仕事はやめてほしい」 じゃあ、あんたが7ケタ(100まんえん単位)の仕事もってこ…

電子ピアノとギターを売った話。

音楽は素晴らしいものだ、と思い買った電子ピアノとギターは、ホコリで白くなって毛が生えたようになっていた。 音楽を聴くことは、実はかなり高級なことだと思う。山の中にぽつんと置かれたとして、まず最初に人工的な音楽を聴きたい、と思うのが人の情なの…

仕事で泣いてしまう人へ。

外回りの打ち合わせから帰ってきた私は、会議をひと通り仕切り、今日の最後のメニュー。新人の個人面談を行った。 大方の、面談内容が終わり、今の不安な点を聞いてみたところ、直近の先輩がやめてしまうので不安です、ということだった。責任者は私ともう1…

クルマが納車されたらやりたいこと。10選。

クルマを買った。こだわりよりも維持費や、車両価格を優先して、中古の軽にした。毎日高速道路に乗るわけじゃないし、軽くてシンプルなクルマにした。何が納車されるかはお楽しみに。 本題。クルマがあると、いろんなことができると思う。 納車されたらどん…

バイクのある生活の終わり。

バイクは自由で、ガソリンくさくて、危なくて、速くて、そして孤独な乗り物だった。 社会人になって、一番最初の大きな買い物は、バイクだった。趣味という趣味もなく、ツーリングに行く社会人の真似事をして、その自由さに惹かれ、250ccのフルカウルを買っ…

書き続ける、ということ。

黙劇です。年の瀬で、いろんな人に会って、やや疲れていて、少し時間ができるとネットの海に潜りがちです。 休みに入った寝ぼけた頭で、ツイッターのタイムラインを見ていると、環和来さんの「書き続ける意義」という、エッセイを見た。 "文章を私が書き続け…

私は私である、という気持ちをどれだけ持てるか。

冬の入り口なのかしら、気温が下がるにしたがって、冬眠に入っていくクマのように、心の動きが遅くなっていく。手が、追いつかない。気がつくと未処理の長期的なプロジェクトがあぐらをかいていて、私はそれを横目で見ることしかできなかった。 職場では、ず…

エヴァンゲリオンという映画

みんな、思い出とエヴァンゲリオンをつなげすぎている。 エヴァとの思い出は居酒屋でやってください。 映画として、どうなんだ、というところがぜんぜん見えてこない気がする。 作品がたくさんあって、スピンオフがあって、とても長い時間がかかって、作品と…