黙劇プレゼンツ

ちょっぴりをたっぷり。

癖(クセ)をどう直すのか。

癖ってありますか。 何をどう意識しても、なってしまうもの。癖。クセ。 癖がついたら、直すのは大変とよく言われる。 大変大変と言いながら、時が経ち、どうでもよくなって、そのままにしてしまう。 自分で見つけた自分の癖は、かわいいものだ。自分の中の…

バッターボックスは1つしかない。

とある会議で激論が交わされた。激論といっても、会議の遅延を追求する側と、それに対して釈明する側の小さな小さな激論である。 参加者が問う。「なぜこんな重要な会議がこんな時期になったのですか!?」 釈明する側が激情する。「いろいろ理由があったん…

イメージすることを忘れている

思い立ったが吉日。久しぶりに絵をかこうと思い、ランチョンマットになっていたペンタブをふき、ペンを握った。 しかし、かけない。ぐるぐるとしたよくわからない線ばかりが生まれるばかりで、空間も面もへったくれもない。最近はこんな調子が続く。 そもそ…

情熱の行き場はあるか

誰しも情熱を持っている。 ていうか情熱とはなんだろう?メラメラとした気持ち、イライラとした気持ちがそうだと思う。 メラメラとイライラって違うと思う人もいる。けどおんなじだと思う。 メラメラしたとき、どうしようか、 イライラしたとき、どうしよう…

準備という快楽

ジブリの名プロデューサー、鈴木敏夫が特集される番組をyoutubeで観ていた。 どうやってスタッフをやる気にさせるか、という問いには「仕事は祭りだから」と答えた。スタッフを巻き込む、とも言っていた。 しかしその祭りの始まる公開初日の試写会では、鈴木…

「なんでそんなにがんばれるんですか?」と聞かれた話

日をまたぐような残業が多い。しかし必要だと思うことをやっているので、後悔はしてない。そういう日々を送っていたら、後輩や別の業者の人に、なんでそんなにがんばれるんですか?と聞かれた。 「仕事だから」と答えた。そうですか、と意外な顔をされた。た…

便利ツール(iPadなど)を使う vs.使わない勢 …これってなんなのだろう?

「企画や資料は全部iPadですね」 広告マンはこう言い放った。目の前には紙のレポート用紙にメモをとるわたしがいるのだが。 広告マンは器用にiPadペンを操作し、スラスラと資料を見せる。そこには赤くマーキングされていたり、メモが書いてある。読みにくい…

強烈な真剣さをどこに忘れてきたのか。

日々をなんとなく過ごしている、のかもしれない。今日がクリスマスだから、というわけでもないけれど、じぶんのことを考える時間は、これまでつくってきたようで、つくってこれなかったかもしれない。資格の本の背表紙が、こっちを見ている。〇〇になる!と…

やりがいとは、なんだ。なんなんだ。

気がつけば休暇のメールを打ち、上司からの電話とメールを無視しながら今日を過ごした。 見るのは天井と毛布のごわごわとした毛先だけで、食事もせず、煙草と珈琲ばかり口に入れていた。 6人いた私の部署の人間が、わけあって3人消えた。当然、業務量は変…

そのコミュニケーションの情報量、多いですか、少ないですか。

先日、職場でこんな場面に出くわした。 上司A「あれできた?」 B「あれはこうなって、でこうなったので、こういう背景があるとおもうんで、こうしたんですけどやっぱり」 上司A「あ、うん、もういいや。できたら報告して」 B「………」 私「…」 その後、Bさんは…

最近、道草してますか。

バイクに乗って、ちょっと遠くのコンビニで肉まんを食べている時、これは道草なのでは?と思った。道草といえば、たとえば塾に行った帰り、まっすぐ家に帰らず、コンビニで雑誌をめくったり、ホットスナックにかじりつくとか、そんなもの。 道草、最近してい…

解説依頼の背景。「缶をあけるとき」

考えてみると、世の中はだれかの解説だらけだ。 思えばかならず誰かの解説が、頭をかすめる。 映画だって、テレビ番組だって、スポーツだって、だれかの解説が、じぶんのなかの根拠になって、頭のなかでなんか言ってるのだ。 言葉が生きているなんて、信じな…

心地よい呼吸を求めて・針生 想 解説「缶をあけるとき」

しばらく彼の作品に触れないうちに、黙劇さんは作品作りの拠点を手に入れたように思う。そこで見た景色や空気、街を行く人達の質感を背景に構えたい、そんな野心が作品の中に流れているのが垣間見えたからだ。今作「缶をあける時」ではカメラのレンズの存在…

缶の中に詰まっているストーリーの空気・係数 解説「缶をあけるとき」

本書は煙草の存在感が実に大きい。「煙」という文字が五十回以上出てくる。それほど主人公の金羽にとって、煙草はなくてはならないものなのだ。しかし、金羽の生きる世界では、煙草を吸わない人に生活スタイルを合わせなければならず、家族の前でさえ安心し…

にごる空気のなかで・七月なつき 解説「缶をあけるとき」

黙劇氏は残念なことに、やさしいひとのようだ。 氏がそれを自分のこととして書いているかはわからないが、どの場面からも心もとなく、くたびれた匂いがする。 シャチは息のできる場所を探そうとしていて、ラクダは作ろうとしている。ふたりは不平を言っても…

合わせつづけた鏡にうつるものたち・四流色夜空 解説「缶をあけるとき」

二枚の大きな鏡を近い距離で向かい合わせ、その中から覗きこむと、鏡の中に直線の方向に無限に延長されていく空間が発生しており、そのただ中に突っ立つ自分を基点に、自分自身も次々と増殖しているのが分かるだろう。鏡合わせのその空間は物理的空間ではな…

また煙草が吸いたくなった・斗掻ウカ 解説「缶をあけるとき」

つかみどころがない。まるで煙のように、ゆらゆらと。 読後、ほんのりと残り香を漂わせて、この作品は僕のみぞおちの浅い部分にしっとりとした淡い熱を落としていった。 缶をあけるとき。というタイトルは、言い得て妙だ。はじめに「缶」という文字を見たと…

かっこいいとはどういうことなんだろう

「おまえの好きなCBR止まってるぞ」 視線を声のする方へ向けると、中学生くらいだろうか、自転車に乗った2人がぶつぶつとなんか言っていた。ひとりがCBR好きの友人を茶化したセリフのようだった。茶化されたもうひとりは「うん…」と言ってそんなにリアクショ…

感情的と言葉

村上龍の「音楽の海岸」という小説の中に、こういうフレーズがある。 力を持つのは言葉そのもので、その言葉を発する人間の気持ちなど、何の役にも立たない。 感情的になる人は、たくさんいる。私もその中の一人だとおもう。しかし、仕事において感情的にな…

くたびれたその日でも

仕事が終わったあとに求めるのは、なんらかの癒しだとおもう。プレッシャーと思考と行動で、疲労はたまる。家に帰り、日がまわりそうなとき、できることといったらお酒を飲んでリラックスするか、脳をとめて映画をみることくらいで、ツイッターやニュース記…

大切にしていることばがあるか

美容院で、おとなしく髪を切られているとき、ふと話題づくりのために「好きな格言はありますか?」と聞いた。「本を読んでいる人はすぐそういうのがパッと出てくるんでしょうけど、わたしは、ないかなあ」と美容師は言った。ポリシーでもいいんです、と助け…

バイクとチェアリングの相性は抜群である

インターネッツをサーフィンしていると、チェアリングの記事を見かけた。 チェアリングとは、キャンプ用の折りたたみイスを「ここだ」とおもった場所に設置し、風景を楽しみながらお酒を飲むことらしい。 要するに1人ピクニックなのだが、1人が気軽で、風景…

音楽をどこで体感するのか ー「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」 から

人間の知覚では、聴覚は10%程度の知覚率らしい。もっとも配分が大きいのは視覚で、80%もあるらしい。感じることのほとんどを目から得ている。じゃあ、目をつぶれば聴覚が90%の配分になるのかしら。 音楽は耳から入ってくるのは言うまでもない。が、そこか…

「ほそぼそと暮らしています」って良い

同窓会で話すことと言えば、今何をしているか、何をしてきたか、そして、何をしていこうか、ということである。 こんな私にも同窓がいて、たまに集まれるのはとても幸せなことだと思いながら、同窓の話を聞いていた。 ひとりひとり、じぶんのことを話す。私…

「本物」のとなりに置かれるオマージュへの同情

横浜美術館で「モネ」の展示会が開かれている。仕事柄、関係しているのかしてないのかよくわからないほどの外野の範囲で関係していることもあって、観覧することができた。けっして、仕事をサボるためではなく…。 エントランスには、人がすごい。平日なのに…

他人の言う、人生経験

人生経験が足りない。これは人生をたっぷり経験した人から度々言われることなのだが、人生経験とやらは、何なのだろうか。そして、よく言われる人生経験とは必要なのだろうか。 そりゃあ、四十年〜五十年生きている人と、私のように二十数年生きている人とで…

無趣味になる(趣味っていったい何なのか)

作家の村上龍は、趣味を持たないらしい。 わたしは趣味を持っていない。小説はもちろん、映画製作も、キューバ音楽のプロデュースも、メールマガジンの編集発行も、金銭のやりとりや契約や批判が発生する「仕事」だ。息抜きとしては、犬と散歩したり、スポー…

仕事とあいまい

「こんな日程じゃ無理だ」 ディレクションを担当するわたしは、作業者の罵倒を浴びた。計画の申請書を出し、最終盤でのこの一言はわたしの頭の中を真っ白にした。 作業には3日かかるという。それを2日の日程で申請したのが、あとになってわかったのだという…

劇的なことなんてない

しばしば自分自身が劇的な、とある物語というレールに乗っているとおもいがちだけれど、そんなことはないのかもしれない。 物語を必要だとおもうのは、劇的でない空間に耐えられないからなんじゃなかろーかと、ぼんやりおもう。 わたしが小説を読んだり映画…

一喜一憂と仕事

感動するということを、抑え込んできた気がする。 感動するといったときに、まず思うのが外国人によるオーバーなリアクションであり、好きなアーティストバンドのライブでの盛り上がりであったり、受験での合格であったり、自分の中に感動という沸騰を抑えき…