黙劇プレゼンツ

ちょっぴりをたっぷり。

癖(クセ)をどう直すのか。

 

   癖ってありますか。

   何をどう意識しても、なってしまうもの。癖。クセ。

   癖がついたら、直すのは大変とよく言われる。 大変大変と言いながら、時が経ち、どうでもよくなって、そのままにしてしまう。

   自分で見つけた自分の癖は、かわいいものだ。自分の中のルールというか、法則があることに愛おしさを感じる。

   しかし、他人から言われる自分の癖は、むず痒いものがある。そんなこと、言われたってと思う反抗心と反省が混濁し、モヤモヤする。

   言われて、直す。直らない。言われて、直してみて、直らない。やってみたけれど、直らない。どうしたものか。

   癖は個性とも解釈される。あの人はああいう人だから、という感じで。

   まず自分の癖を言われること自体が幸せだなあと思う。誰にもなんにも言われず、自尊心と癖だけが固まった痛いヤツになってしまうことだってあるのだ。私が誰かのことを「痛いヤツだ」と思うように、誰かにとっては私も痛いヤツだと思われているのかも。そんななか、癖を言われるのは直すチャンスだよなあ。

   で、癖ってどうやって直すのか、という話だけど、どうやって直すのでしょうね。

   なにかを習得するとき、何度もやってみるのはやりがちだ。反復は確かに練習になるし、トライアンドエラーと考えれば、経験値はたまっていくはずだ。

   ただ、間違ったやり方でトライアンドエラーを繰り返すのは、地獄じゃない?

   いま自分がどういう状態なのか、鏡を見ることが癖を直すはじめの一歩なのかもしれません。

   「やれやれ」というごう慢でなく、「どれどれ」という好奇心で自分見てあげたいと思うのです。